少年野球含む学生野球のチーム選びと心構え【大阪の野球教室 野球塾】
2021/05/16
大阪の野球教室、野球塾の野球学です。
今日は少年野球のチーム選びとその心構えについて触れようと思います。
やはり個人を指導する野球教室であっても、最終的にはチームに所属しそこで活躍する事が多くの方の目標となります。
いくら上手くなってもチームに機能しなければ、野球選手として成長したとは言えない、そう考えるのも自然です。
そこで、ひとつ気が軽くなるといいますか、多くの方が悩むチーム内での不平不満についての考え方を書きたいと思います。
まずは1番多いのはチーム方針についてです。
・指導者の教え方が古い
・ポジションは一つしかできない
・練習が厳しい
・無駄が多い
・父兄の負担が大きい
・父兄のルールが鉄過ぎる
・指導者が無能
・とにかく指導者が無能
・やっぱり指導者が無能
などなど。
たくさん出て来てしまいますね。
多分に漏れず、実は私の所属してた少年野球チームもそんな感じでした。
指導者は優秀でしたが。
しかしよく考えて頂きたいのですが、全ては皆さんが皆さんの正義の中、勝ちたいという気持ちの結晶が上記のルールが出来上がった経緯である事はご理解下さい。
チームが勝つ事。
これにはその時の保護者達の負けん気とかにも左右されますが、基本的には進路の事で必死になってる場合が多いです。
言葉に出さずとも、強いチームであればあるほど。
ここで一つ冷静に考えて頂きたいのですが、少年野球から大学野球までの間、最低でも4つのチームを必ず渡り歩く事になります。
小学生のチーム
中学生のチーム
高校生のチーム
大学生のチーム
その先は本人の希望により・・・という事になりますが。
それも最長でも小学生の6年間(リーグ規約によってはもっと短い)が最長で、中学と高校は約2年半、大学野球もほぼ3年ちょっと。
何が言いたいかというと、今皆様が所属してるチームって常に【期間限定】という事です。
それに次のステージに行けば全てリセットされます。
小学生の頃、いくら凄くても中学生になると1番下の学年で一からのスタート。
小学生の頃のチームがいくら強くても何のアドバンテージもありません。
一目置かれる存在かも知れませんが、これはこれで諸刃の剣で常に「名門の◯◯さん」という枕詞がついて回ります。
そしてこれが「さすが名門の◯◯」となるか「名門の◯◯のくせに」となるかはその選手個人の問題です。
期間限定のチームの事を考えていくら熱心にチームの勝利を願っても、何も残りません。
というよりチームの勝利から個人の血となり肉とならなければあまり意味を成さないという事です。
やはりチームの勝利を目指す過程での個人の成長に目を向ける事は必須だと考えるのが妥当ですよね。
そう考えると、あらゆる鉄の掟も不条理も【期間限定】と割り切る事が出来るし、何者にも染まらず自己の成長に貪欲になれます。
さらには割り切るからこそ許せる事も多々生まれます。
まさにいい事ずくし。
特に少年野球の場合、あたかもそれが全てかのような錯覚に陥りがちなのですがチームの勝利を目指しつつ個人の成長を模索して、チーム内の倫理は期間限定とある程度割り切る。
この事を常に頭の片隅にでもあれば、結果的に良いチーム選びが可能だと思います。
上手くいかないのはチームのせい、はあながち間違いではありませんが未然に防ぐ事とその中でも上手く対応する事の二段構えを持ち合わせておく事は至極真っ当な心構えかと思います。
厳しい言い方をすれば自己責任となるわけですが、野球から本当に学ばなければならないのは不条理や理不尽に対して批判する事ではなく、将来ぶち当たる理不尽への対応力かも知れません。
その中で自分を最高に表現し、最高の舞台へ立つためのお手伝いを こちらでは行っております
最後までお読み頂きありがとうございました。